はじめての成人式振袖レンタル!安心できる基礎知識
小物のレンタル
目次
成人式の振袖コーディネートをより華やかに引き立ててくれる小物のひとつが「帯締め」です。色の選び方や素材感、結び方のアレンジによって、全体の印象がぐっと変わるため、こだわりたいポイントの一つ。最近では、トレンドを意識したデザインや結び方を取り入れる方も増えています。
この記事では、今どきの帯締めの流行や人気のアレンジ方法、振袖とのバランスのとり方など、成人式を控えたお嬢様方に向けて、選び方のヒントを丁寧にご紹介します。◆あわせて読みたいコラム振袖の帯締めの結び方アレンジ集!成人式で差がつくおしゃれテクニック
帯締めは、ただ帯を固定するための紐ではありません。振袖姿を美しく完成させる“仕上げの一手”として、欠かせない存在です。色や素材、太さ、装飾の有無によって、全体の印象が大きく変わるため、コーディネートにこだわりたい方はぜひ注目してほしいアイテムです。
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ここでは、帯締めの基本的な役割や種類、そして選び方のコツをご紹介していきます。
帯締めは、帯の中央にくる目立つ小物だからこそ、視線が集まりやすいアイテム。振袖・帯・帯揚げなどの色や素材とのバランスを意識することで、コーディネート全体に深みが生まれます。
最近では、パールやビジュー、つまみ細工などをあしらった装飾帯締めも人気。「自分らしさを表現できるアクセント」として、成人式のコーディネートに取り入れる方が増えています。
帯締めにはさまざまな種類がありますが、大きく分けると「丸ぐけ」と「組紐」に分類されます。
布を丸く縫い合わせて中に綿を詰めた、ふっくらとした帯締め。現在では作り手が少なく、目にする機会は減っていますが、上品で女性らしい雰囲気が魅力です。
成人式の帯締めの主流がこちら。色とりどりの糸を組み合わせて作られ、組み方によって模様や質感が変わります。なかでもよく使われるのが「平組」と「丸組」です。
【平組(ひらぐみ)】
平たい形状で結びやすく、安定感のある帯締め。すっきりとした印象で、モダンな振袖スタイルにぴったりです。
【丸組(まるぐみ)】
紐全体が丸く仕上がる組み方で、結びやすく、裏表のないデザインが特徴。糸の量によって太さが変わり、太いものは高級感があり振袖にもよく映えます。
【飾り付き帯締め】
平組や丸組の帯締めに、パールや花モチーフなどの装飾が施されたタイプ。華やかさが一気にアップし、写真映えも抜群。特に成人式では、こうしたデザイン性のある帯締めが高い人気を集めています。
帯締めと並んで、帯まわりに華やかさを添える重要な小物が「帯揚げ」です。振袖姿に彩りと質感をプラスするだけでなく、実は見た目にはわかりにくい“機能面”でも大切な役割を果たしています。
ここでは、帯揚げが持つ本来の目的や、振袖コーディネートに取り入れる際の選び方のコツを、わかりやすくご紹介します。
帯揚げは、帯の上部からふんわりと見える部分に使われ、色や柄を効果的に引き立てることで、コーディネート全体に華やぎを添えてくれます。帯締めとの色合わせや素材感のバランスを考えることで、より洗練された印象に仕上がります。
なかでも、刺繍入りや絞り、ぼかし染めなどの帯揚げは装飾性が高く、写真映えもばっちり。成人式で特に人気のあるアイテムです。
帯揚げは、見た目の華やかさだけでなく、帯をしっかりと固定するという大切な役割も担っています。帯の形を美しく保つために必要な「帯枕(おびまくら)」を包みこみ、それを体に密着させて安定させるのが帯揚げの仕事。帯揚げがないと帯枕がずれてしまい、帯全体が下がったり、形が崩れやすくなる原因にもなります。見た目の美しさはもちろん、着崩れを防ぐためにも欠かせない、大切なアイテムです。
最近の帯締めは、色や素材、デザインがますます多様化。従来のシンプルな組紐だけでなく、パール付きや花モチーフ、ラメ入りのタイプまで、見た目のバリエーションも豊富にそろっています。「まわりと同じじゃつまらない」「写真映えも重視したい」という方にこそ、最新の帯締めトレンドをチェックしてほしいところです。
今回は、振袖姿をワンランクアップさせてくれる“今どきの帯締め”について、色選びや素材のポイントなどを詳しくご紹介します。
帯締めのカラートレンドとして、ここ数年で定番化してきたのが「くすみカラー」と「淡色系」。たとえば、くすみピンクやグレージュ、スモーキーラベンダーといったニュアンスのある色は、振袖全体をやさしく、上品に見せてくれます。大人っぽく落ち着いた印象を演出したい方におすすめです。
【このモデルが着用している成人式の振袖を見る】一方で差し色として人気の黒い帯締めは、全体をキュッと引き締めてくれる効果があり、華やかな振袖にも負けない存在感を発揮します。
振袖や帯と「なじませる」のか、あえて「コントラストをつける」のか――。このバランスを意識するだけで、振袖全体の完成度がグッと高まります。色選びひとつで雰囲気が変わるからこそ、振袖のカラーと照らし合わせながら、最適な一本を見つけてみてくださいね。
成人式の振袖スタイルに欠かせない小物のひとつ「帯締め」。最近では、機能性だけでなく“見せる”おしゃれアイテムとしての注目度が高まっており、デザイン性にこだわった帯締めが人気を集めています。特に、お嬢様方の個性を引き立ててくれるような、華やかな色づかいや装飾が施されたアイテムがトレンドです。
たとえばこちらは、赤地に水色の絵柄がアクセントとしてあしらわれた、目を引くデザインの帯締め。シンプルな振袖にも華を添えてくれるので、コーディネート全体の印象をグッと格上げしてくれます。伝統的な色合いをベースにしながらも、モダンな要素を取り入れているため、個性を出したい方や写真映えを重視される方にもぴったりの1本です。
もうひとつのおすすめが、つまみ細工で丁寧に作られた小さなお花や、繊細なパールの飾りがあしらわれたビビッドピンクの帯締め。ぱっと目を引く鮮やかな色味と、華やかな装飾がポイントで、水色などの淡い振袖に合わせると、より一層可憐な雰囲気が引き立ちます。ガーリーな雰囲気を好むお嬢様や、成人式当日の写真でしっかり存在感を出したい方にもおすすめです。
このように、帯締めの選び方ひとつで、振袖スタイルの印象は大きく変わります。色のコントラストや素材感、装飾のテイストを意識して、ぜひ自分らしさを表現できるお気に入りの1本を見つけてくださいね。
帯締めは結び方を工夫するだけで、全体の雰囲気がぐっと華やかになり、より個性を演出できます。近年人気を集めているのは、細めの帯締めを2〜3本組み合わせて使うスタイル。単色の帯締めを重ねてボリューム感を出したり、異なる色を取り入れて配色のバランスを楽しんだりと、まるでアクセサリー感覚でアレンジできるのが魅力です。色の組み合わせ次第で、可愛らしくも、大人っぽくも、クールにも演出できるので、自分の好みや振袖の色柄に合わせて自由にコーディネートを楽しめます。
【このモデルが着用している成人式の振袖を見る】たとえばこちらのコーディネートでは、黄色と赤の帯締めを重ねて使用しています。振袖の地色が落ち着いた紺色のため、明るい黄色が差し色として効果的に映え、華やかで存在感のある着こなしに仕上がっています。さらに、赤の帯締めを重ねることで全体の色に深みが加わり、より洗練された印象に。色を“重ねる”という工夫だけで、グッとスタイルが引き締まります。
【このモデルが着用している成人式の振袖を見る】こちらは、パステルトーンのピンク・黄色・水色を組み合わせた、柔らかな印象の帯締めを使用したスタイル。淡いトーンの帯締めは、クリーム色の振袖と抜群の相性で、ふんわりとした優しい雰囲気を演出してくれます。かわいらしい印象を大切にしたい方や、ナチュラルなコーディネートを好まれる方におすすめの配色です。
このように、帯締めのアレンジは結び方だけでなく、色の重ね方やバランスまで工夫することで、自分だけの“特別な振袖スタイル”をつくることができます。成人式という晴れ舞台だからこそ、帯締めにもとことんこだわって、自分らしい装いを完成させてくださいね。
成人式の振袖コーディネートにおいて、帯締めは“仕上げのアクセント”となる重要な存在。帯締めの色やデザインひとつで、全体の印象が大きく変わるため、振袖との相性を意識したコーディネートがとても大切です。特に近年は、トレンドを意識した帯締めが多く登場しており、スタイルに合わせて個性を引き立てられるのが魅力です。
ここでは、振袖のスタイル別に、流行の帯締めを上手に取り入れたコーディネート例をご紹介。自分の振袖に似たタイプを参考にして、帯締め選びのヒントにしてみてくださいね。
古典柄の振袖は、梅・桜・芍薬・牡丹などの伝統的な花柄があしらわれ、気品と華やかさを兼ね備えた定番スタイルです。こうした振袖には、あえてシンプルなデザインの帯締めを合わせるのが今どきのコーディネート。たとえば、金糸や銀糸がさりげなく織り込まれた上品な帯締めを選ぶと、華やかな柄の中でも調和がとれ、全体がすっきりと洗練された印象になります。
また、振袖自体に多くの色が使われている場合は、帯締めで“引き算”を意識するのがおすすめ。アクセントになる色を1色だけ拾った帯締めを使うと、コーディネート全体がまとまり、上品で落ち着いた大人の雰囲気に仕上がります。
最近人気が高まっているのが、幾何学模様やレトロモダンな配色が特徴の振袖。こうしたデザインには、思いきってインパクトのある帯締めを合わせるのがトレンドです。たとえば、黒と黄色といったコントラストが強い配色は、振袖にモード感をプラスしてくれます。
また、パールや飾りのついたアレンジ帯締めを使うことで、さらに個性を演出できます。ポイントは、あえて“主張する帯締め”を選ぶこと。大胆な柄と華やかな帯締めが相まって、写真映えするスタイルが完成します。
成人式の振袖コーディネートを考える際、「帯締めはレンタルで済ませるべき? それとも自分で購入した方がいい?」と悩む方も多いのではないでしょうか。小物ひとつで印象が大きく変わるからこそ、どちらが自分に合っているかをしっかり見極めておきたいものです。
ここでは、レンタルと購入それぞれのメリット・デメリットを比較しながら、帯締め選びの注意点や、さがの館での取り扱いについてもご紹介します。
レンタルのメリット・着物や帯とのバランスを、プロのスタッフがしっかりコーディネートしてくれるので安心・多くの場合、セットプランに含まれているため追加費用がかかりにくく、コストを抑えやすい・毎年のトレンドを取り入れた最新デザインを選べる
レンタルのデメリット・在庫数に限りがあるため、希望のデザインが選べない可能性も・汚れや破損には気を遣う必要がある
「迷ったらプロに任せたい」「トレンドを重視したい」「コストを抑えたい」という方には、レンタルがぴったりです。
購入のメリット・自分の好みに合わせて、じっくり選べる・成人式以外にも、前撮りや後撮りなど何度でも使える・思い出の品として手元に残せるのも魅力
購入のデメリット・振袖や帯と合わせたコーディネートを自分で考える必要があり、難しく感じることも・数年後にはトレンドが変わってしまうこともある
「細部までこだわりたい」「自分らしさを大切にしたい」「記念として残したい」方には、購入がおすすめです。
ここでは、帯締めに関してよくいただくご質問をピックアップしてお答えします。はじめての成人式準備で不安な方も、ぜひ参考にしてみてください。
A. トレンドの帯締めは、振袖専門店のカタログやInstagram、成人式フォトスタジオの実例写真などでチェックするのが便利です。さがの館でも、毎年最新の小物を取り入れており、店頭でのコーディネート相談時にトレンド帯締めをご提案しています。
A. 帯締めと帯揚げは、振袖の印象を大きく左右する重要な組み合わせ。色や質感を統一するとすっきりとした印象に、反対に異なる素材感を合わせれば立体感が出ます。迷った場合は、振袖と帯を基準にして、主役・引き立て役の役割を意識すると選びやすくなります。
A. レンタルプランに含まれる帯締めでも、十分に華やかなものを選ぶことができます。また、さがの館ではプラン内小物のグレードアップも可能なので、気になるトレンド帯締めがあればお気軽にご相談ください。費用を抑えつつ、今っぽい着こなしを叶えることができます。
A. ご安心ください。成人式振袖レンタル・購入専門店「京都さがの館」では、経験豊富なコーディネーターが、お客様一人ひとりに合わせたトータルコーディネートをご提案しています。ご試着の際に振袖と帯締めを実際に合わせて見比べながら選ぶことができるので、納得のいくスタイルに仕上げられます。
帯締めは、振袖姿の“仕上げ”ともいえる重要なポイント。色や素材、装飾によって印象が大きく変わるため、失敗したくない小物のひとつです。そんな帯締め選びも、成人式振袖レンタル・購入専門店「京都さがの館」(京都・大阪・神戸三宮・東京池袋・横浜)なら安心しておまかせいただけます。
さがの館では、専任のコーディネーターが、振袖・帯・帯締め・帯揚げ・重ね衿など、すべての小物をバランスよくトータルでご提案。「どれを選べばいいかわからない」「自分に似合うコーデが知りたい」といったお悩みも、一緒に試着しながら丁寧にサポートいたします。
パール付き、レース素材、くすみカラーなど、毎年のトレンドを反映した帯締めを多数取り扱っています。さがの館オリジナルのデザインもあり、他では見つからない“自分だけのスタイル”が叶います。
振袖レンタルプランには、基本の帯締めも含まれているため、コストを抑えながらしっかりおしゃれに。もっと華やかにしたい方には、オプションサービスで帯締めのグレードアップも可能です。気になるアイテムがあれば、ぜひ店舗やオンラインカタログでチェックしてみてください。
【成人式振袖レンタル・購入の京都さがの館の各店舗来店予約はこちら】
帯締めは、成人式の振袖コーディネートを完成させるための大切なポイントです。流行の色や素材、アレンジを取り入れることで、より今っぽく、より自分らしい着こなしが叶います。
「どんな帯締めが似合うかわからない」という方も、さがの館なら経験豊富なコーディネーターがしっかりサポート。トレンドを押さえた帯締めを豊富にご用意しておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。
一生に一度の成人式。帯締めにもこだわって、最高に素敵な振袖姿を楽しんでくださいね。
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京都さがの館で #振袖レンタル や #振袖購入 の予約・試着ができる店舗!試着・下見の方も沢山いらっしゃいます。ぜひお近くの店舗にお越しください。
橋本 晴美hashimoto harumi
株式会社京繊営業企画課 参事
《略歴》
日本和装教育協会の審査員資格(一級)や講師資格(師範)を取得し、和装の専門家として社員教育に携わっています。 西日本きもの着付コンテストでの入賞経験を持ち、長年にわたり和装教育の分野で活躍しています。
《資格》
● 日本和装教育協会 ・審査員資格(一級)・講師資格(師範)・きもの着装技能一級
●西日本きもの着付コンテスト大会・創作帯結び部門第三位
●長沼静きもの学院・研究科 修了・高等師範科 修了・指導者養成課程 修了
●日本組紐協会・組紐技能検定(中級)
SAGANOKAN KYOTO