はじめての成人式振袖レンタル!安心できる基礎知識
振袖の豆知識
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成人式は、人生の大きな節目であり、大人としての第一歩を踏み出す大切な行事です。お子さまやお孫さま、ご親戚の方、ご友人の方が成人を迎えるにあたり、「どのようにお祝いすれば良いのか」「お祝い金の相場やマナーは?」「記念に残る贈り物は?」と悩まれる方も多いのではないでしょうか。本記事では、成人式のお祝いの意味や金額の目安、プレゼント例、メッセージ文例、お返しの有無などを、呉服店ならではの視点でわかりやすくご案内いたします。
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成人式は、新成人が大人の仲間入りを果たすことを祝い、社会の一員としての自覚を促す行事です。法律上は18歳で成人とされますが、多くの自治体では従来通り20歳で成人式を実施しています。これは、学業や進路の節目と重なることや、地域の慣習として定着しているためです。
家族や親族にとっても、成人式はお子さまの成長を祝う大切な一日。振袖やスーツなどの正装には、「人生の晴れ舞台にふさわしい姿で臨む」という意味があります。特に振袖は、未婚女性の第一礼装として成人式で最も多く選ばれる装いであり、華やかな色柄や帯結びが門出をより特別なものにしてくれます。
成人式のお祝い金は、贈る側と受け取る側の関係性や地域の慣習によって金額が異なります。一般的には、次のような目安がよく用いられています。
20,000円〜100,000円程度が目安です。特におじいさま・おばあさまからは、成人式を大きな人生の節目として重く受け止め、高額を包まれることも多く見られます。
10,000円〜30,000円程度が一般的です。金額は家族ぐるみの付き合いの深さや、贈る側の年齢・立場によっても変わります。
5,000円〜10,000円程度が目安です。あくまで「お気持ち」を伝える範囲で十分とされます。
3,000円〜5,000円程度が多く、現金ではなくプレゼントを選ぶケースも少なくありません。
お祝い金を包む際は、ご祝儀袋の選び方にも注意が必要です。成人式の場合は、紅白の蝶結びの水引を用いるのが正式で、表書きには「祝御成人」や「成人お祝い」と記します。袋の中には新札を用意し、中袋には金額と贈り主の氏名を明記します。現金を入れる際は、お札の向きにも気を配り、人物の顔が表側・上になるようにそろえましょう。
また、現金以外の形でお祝いを贈るのも喜ばれます。たとえば、成人式当日の振袖姿やスーツ姿での記念撮影をプレゼントしたり、ご家族そろっての食事会を企画したりする方法です。フォトフレームやアルバムといった記念品は、成人の日の思い出を長く形に残すことができるため、大変人気があります。
お祝い金や贈り物の額や品は「お気持ち」が何より大切です。相手の立場やご家庭の習慣を尊重しつつ、心のこもったお祝いを贈ることが、成人の日をより特別で温かな思い出にしてくれるでしょう。
成人式のお祝いは、お祝い金だけでなく、記念に残るプレゼントを贈るのも大変喜ばれます。特に、お祝い金の代わりや添え物として贈る品物は、形として長く残るため、思い出をいつまでも身近に感じられる魅力があります。
定番の一つが腕時計やアクセサリーです。腕時計は、日常生活やビジネスシーンで長く愛用できます。ネックレスやブレスレット、パールのイヤリングなども、フォーマルな場から普段使いまで幅広く活躍します。贈る際には、相手の好みや普段の服装に合わせたデザインを選ぶことが大切です。
次に人気なのが名入れギフトです。名前や記念日を刻んだボールペンや財布、名刺入れなどは特別感があり、「自分のために選んでくれた」という気持ちが伝わります。特にボールペンや名刺入れは、社会人生活や就職活動でも活躍する実用的な贈り物です。
また、フォトフレームやアルバムも成人式の記念品として人気があります。晴れ着姿やスーツ姿の写真を美しく飾れるフォトフレームは、部屋に置くだけで成人の日の感動を思い出させてくれます。アルバムやフォトブックは、前撮り写真や当日のスナップをまとめるのにぴったりです。
成人式は、大人としての第一歩を踏み出す大切な節目。お祝いの言葉は、贈る相手との関係性や場面に応じて言葉遣いを選ぶことで、より気持ちが伝わります。ここでは、親御様やおじい様・おばあさま、兄弟姉妹やご友人など立場別の文例をご紹介いたします。
お子様の成長を間近で見守ってきた親御様からのメッセージは、温かさと人生の先輩としての励ましが込められます。人生の指針となるような一言を添えると、何年後に見返しても心に響くお祝いになります。
【文例】「大人の仲間入り、本当におめでとうございます。これからは自分で選んだ道に責任を持ち、堂々と歩んでください。どんな時も、あなたの味方でいることを忘れないでください。」「ご成人おめでとうございます。努力を積み重ねてきたあなたを誇りに思います。これからも目標を持ち、挑戦し続けてください。」「二十年間の歩みをそばで見守ってきて幸せでした。自分を信じ、感謝を忘れずに、充実した人生を送ってください。」「成人の日を迎えられたこと、心よりお祝い申し上げます。健康を大切にしながら、自分らしい人生を築いてください。」
お孫様の成長を長い年月見守ってきたおじいさま・おばあさまからは、感慨深い想いを込めたメッセージがおすすめです。年長者ならではの人生経験に基づく励ましや願いを添えると、より重みのある言葉になります。
【文例】「立派に成長された姿を見られて、本当に幸せです。どうか健康で、笑顔の絶えない人生を歩んでください。」「ご成人おめでとうございます。これからの道は楽しいことも大変なこともあるでしょうが、一つ一つがあなたの力になります。」「小さかったあなたが、こんなに立派な大人になられたことを誇りに思います。人とのご縁を大切にし、心豊かに過ごしてください。」「成人の日を迎え、これからの人生が実り多いものになりますように。健康第一で、自分の夢を大切に育ててください。」
親しい間柄だからこそ、気取らず、相手の未来を応援するカジュアルなメッセージが喜ばれます。式典の場やカードでは明るく前向きな言葉を、SNSなどでは写真と一緒に軽やかなメッセージを添えるとよいでしょう。
【文例】「成人おめでとう!これからも一緒に素敵な思い出をたくさん作っていこう。大人になっても変わらない友情でいようね。」「二十歳、本当におめでとう!これからは自由も責任も増えるけれど、あなたならきっと素敵な大人になれるよ。」「大人の仲間入りおめでとう!これからも笑顔を絶やさず、やりたいことにどんどん挑戦していこう。」「成人式、おめでとうございます。これからもあなたらしく、明るく前向きに歩んでください。」
フォーマルな場面やご祝儀袋に添えるカードでは、敬語を用いた丁寧な文章が基本です。一方、親しい間柄やカジュアルな贈り物に添える場合は、相手の笑顔を引き出すような柔らかい言葉選びがおすすめです。また、手書きで綴ることで、活字にはない温もりが伝わります。
成人の日は一生に一度の節目。心のこもったメッセージは、年月を経ても色あせない宝物となるでしょう。
成人式は当日の式典や振袖姿での晴れ舞台が大きな節目ですが、その後の時間も思い出深い一日にすることができます。式が終わった後だからこそ、緊張から解放され、ご家族やご友人とゆったり過ごせる特別なひとときがあります。ここでは、成人式後におすすめの記念に残るお祝い方法をご紹介いたします。
成人式当日の余韻をそのままに、家族で記念写真を撮影するのはとてもおすすめです。式典会場での集合写真も良いですが、時間に余裕のある午後や夕方に改めてスタジオを訪れ、落ち着いた雰囲気で撮影すると、より上質な一枚が残せます。特におじい様・おばあさまをはじめ、ご家族全員が正装して集まる機会は成人式くらいしかないため、このタイミングでしっかりと形に残すのがおすすめです。撮影後は、近くのレストランやホテルで特別なディナーを囲むのも良いでしょう。お祝いの言葉を交わしながら、これまでの思い出話やこれからの抱負を語り合う時間は、本人にとってもご家族にとってもかけがえのないものとなります。
成人式の写真は、データのまま保管しておくのではなく、美しくまとめて一生の宝物にすることをおすすめします。プロカメラマンによる前撮り写真や当日のスナップを、アルバムやフォトブックに仕立てることで、手に取るたびに成人の日の感動がよみがえります。最近では、デザインやサイズを自由に選べるオーダーメイドのフォトブックサービスも充実しており、振袖の柄や式典の雰囲気に合わせたレイアウトで仕上げられます。将来、ご本人がご結婚された際や、お子様に見せる時にも、このアルバムは特別な家族の歴史として輝き続けるでしょう。
記念ジュエリーの製作や、成人式の日付や名前を刻印したオリジナルグッズの作成も、長く愛用できるお祝いの一つです。また、旅行好きなご家族であれば、式後や後日、記念旅行を計画するのも良い思い出になります。非日常の空間で過ごす時間は、新しい門出をさらに華やかに演出してくれるでしょう。
成人式のお祝いに対しては、基本的にお返しは不要とされています。これは、成人式が新成人の人生の節目を祝うための行事であり、結婚や出産祝いのように「新生活を始めるための支援」としていただくものではないためです。お祝いは、これまでの成長を見守ってきたご家族やご親戚、ご友人が「門出を祝福する気持ち」として贈るものであり、形式的な返礼を求める習慣は一般的ではありません。
お返しが不要とはいえ、お祝いをいただいたことへのお礼は、ぜひ丁寧に伝えましょう。形式ばった品物を贈る必要はなく、心のこもった方法で感謝を表すことが大切です。
例えば、成人式の晴れ姿を撮影した写真を添えてお礼状を送るのは、とても喜ばれる方法です。また、式の後にお食事会に招待し、直接感謝の言葉を伝えるのも温かな時間となります。小さなお菓子や地元の名産品など、気軽に受け取れる贈り物を手渡すのもよいでしょう。
お返しは金額や形式ではなく、気持ちをどう伝えるかが重要です。成人式は新成人だけでなく、これまで支えてくれた人たちへの感謝を改めて表す機会でもあります。お祝いをいただいた方との絆を深めるためにも、自分らしい方法で「ありがとう」を伝えることを心がけましょう。
成人式のお祝いといえばお祝い金や記念品が一般的ですが、晴れの門出をより華やかに彩る贈り物として「振袖」を選ばれる方も多くいらっしゃいます。特におじい様・おばあさまやご親族が費用を負担し、ご本人と一緒に選ぶ時間を過ごすことは、成人式そのものと同じくらい大切な思い出となります。ここでは、振袖を贈る魅力や選び方のポイントをご紹介いたします。
振袖は成人式当日だけでなく、結婚式の参列や卒業式の袴に合わせるなど、さまざまな場面で活用できる一生モノの衣装です。第一礼装としての格式を持ち、晴れやかな席での装いにふさわしいため、長く愛用できる点も魅力です。袖を通すたびに、贈られた日の思い出やご家族の愛情を感じられる特別な存在となるでしょう。
振袖を贈る場合、購入はもちろんレンタルも選択肢のひとつです。購入はサイズや好みに合わせて仕立てられるため、ご本人だけの一着として所有でき、将来ご姉妹やご親戚に受け継ぐことも可能です。一方、レンタルは前撮り撮影・着付け・ヘアメイク・小物一式まで含まれるプランも多く、保管や管理の手間がかからない点が魅力です。予算やライフスタイルに合わせて選ぶと良いでしょう。
振袖は色や柄、小物の組み合わせによって印象が大きく変わります。贈る側が一方的に決めるのではなく、ご本人と一緒に店舗へ足を運び、試着しながら似合う色柄を選ぶことが大切です。帯や帯揚げ、髪飾りのコーディネートまで一緒に考えることで、選ぶ時間そのものが特別な家族の思い出になります。
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明治33年創業の歴史を誇る「京都さがの館」では、成人式という人生の晴れ舞台を最高の形で迎えていただくため、豊富な振袖ラインナップと充実したサービスをご用意しております。京都さがの館の振袖レンタル・購入プランでは、前撮り撮影、着付け、ヘアセットがセットになったお得なプランをご案内。振袖だけでなく小物一式も含まれており、初めての方でも安心して成人式を迎えられます。
プロのスタッフが、ご本人の雰囲気やお好みに合わせて似合う色柄を丁寧にご提案し、帯や小物のコーディネートまでトータルでサポート。前撮りでは熟練カメラマンによる美しい写真を残せるほか、式当日も着付けからヘアセットまで一貫してお任せいただけます。
大切な成人式を、準備段階から当日まで安心して楽しんでいただけるよう、心を込めてお手伝いいたします。「さがの館」で、一生に一度の特別な日を、最高の思い出として形に残しませんか。
成人式は、一生に一度しか訪れない人生の大切な節目です。お祝いの形に決まった正解はなく、金額や形式にとらわれる必要はありません。大切なのは、成人を迎える方への温かい想いと心からの祝福です。心のこもったメッセージや記念に残る贈り物は、何年経っても思い出として輝き続けます。新たな門出を迎えるその日を、真心を込めて祝福しましょう。
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京都さがの館で #振袖レンタル や #振袖購入 の予約・試着ができる店舗!試着・下見の方も沢山いらっしゃいます。ぜひお近くの店舗にお越しください。
橋本 晴美hashimoto harumi
株式会社京繊営業企画課 参事
《略歴》
日本和装教育協会の審査員資格(一級)や講師資格(師範)を取得し、和装の専門家として社員教育に携わっています。 西日本きもの着付コンテストでの入賞経験を持ち、長年にわたり和装教育の分野で活躍しています。
《資格》
● 日本和装教育協会 ・審査員資格(一級)・講師資格(師範)・きもの着装技能一級
●西日本きもの着付コンテスト大会・創作帯結び部門第三位
●長沼静きもの学院・研究科 修了・高等師範科 修了・指導者養成課程 修了
●日本組紐協会・組紐技能検定(中級)
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