はじめての成人式振袖レンタル!安心できる基礎知識
小物のレンタル
目次
成人式の振袖に必要な小物は、「コーディネート用」と「着付け用」の2種類に分かれます。しかし「何を準備すればいいの?」「購入?レンタル?」と悩む方は多く、特にママ振袖を使う方は不足が発生しがちです。本記事では、成人式に必要な振袖小物をすべて一覧で整理し、役割と選び方、準備方法まで徹底解説。小物の違いが分かることで、コーディネートの幅が広がり、当日の着付けも安心です。「必要なものが全部分かる」記事になっていますので、初めての方でも迷わず準備が進められます。
振袖に必要な小物は大きく「コーディネート小物」と「着付け小物」に分かれます。まずは全体像がわかるよう、チェックリスト形式でまとめました。ママ振袖を活用される場合は、不足が出やすいため特に丁寧な確認が必要です。
・帯・帯揚げ・帯締め・重ね衿(伊達衿)・半衿・草履・バッグ・ショール・髪飾り
・長襦袢・肌襦袢・裾除け・足袋・衿芯・腰紐(4〜5本)・伊達締め(2本)・前板・後板・帯枕・コーリンベルト・三重仮紐
振袖の印象を左右するのは、実は着物そのものの色柄だけではありません。帯や小物の組み合わせによって、同じ振袖でも「可愛い」「大人っぽい」「上品」「華やか」など、まったく異なる雰囲気に仕上がります。ここでは、特に振袖コーディネートの要となる小物の役割と選び方を、ひとつひとつ丁寧にご紹介します。初めて振袖を着る方はもちろん、ママ振袖を現代風にアレンジしたい方にも役立つ内容です。
帯締めは帯の中央に結ぶ紐状のアクセサリーで、振袖コーデ全体を引き締める「軸」のような存在です。帯や振袖の色にコントラストをつけることで、全体がぼんやりせずメリハリが生まれ、スタイルが格上げされます。
淡い色の振袖には濃い色を差し込むと引き締まり、濃い色の振袖には淡い色を合わせると抜け感が出て上品な印象に。飾り付きの帯締めなら華やかさをプラスできるため、前撮り写真にも映えます。迷ったときは、振袖の柄に使われている色を拾うと全体が綺麗にまとまります。
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帯揚げは帯枕を覆う布で、帯上部にふわっと見える華やかなアクセント。面積は小さいものの、色や素材、結び方によってコーデの雰囲気を大きく変えられる“隠れた主役”です。
柔らかく結べば可愛らしい雰囲気に、すっきりまとめれば大人っぽく上品な印象に。レースや絞りデザインなど個性的なものを選べば、ワンランク上のコーデが楽しめます。ガーリー系ならピンクや白、上品系ならベージュや淡いグリーンなど、振袖のテイストに合わせて色を選ぶのがおすすめです。
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重ね衿は、振袖の衿元に1本の色のラインを作るアイテム。顔に近い部分に入るため、想像以上に印象を左右します。1~2ミリの細いラインでも、写真ではしっかり映えるため、前撮りの必須アイテムとも言われています。
華やかにしたい方は赤や金、大人っぽくしたい方は白や淡色、個性派はパール付きやレースなどを選ぶと見栄えがアップ。ママ振袖を今風にアップデートしたい場合、「重ね衿を変えるだけで一気に垢抜ける」と言われるほど効果的です。
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半衿は長襦袢につける衿で、見える範囲は小さいものの、顔まわりの雰囲気を決定づける重要な小物です。ベーシックな白は清楚な印象に。刺繍入りなら華やかさが出て、写真映えも抜群。
最近はパール刺繍や和柄刺繍など多様なデザインがあり、振袖の柄や帯のテイストに合わせて選ぶと、全体が統一感のある上級者コーデに仕上がります。
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草履とバッグは基本的にセット販売されることが多く、同じ素材・同じ色味で揃えると振袖全体の統一感がぐっと高まります。デザインだけでなく、草履の高さやフィット感も非常に重要。成人式当日は長時間歩くため、普段履き慣れない高さだと疲れやすくなることがあります。前撮りと本番で同じ草履を使う場合は、事前に履き慣らしておくと安心です。
バッグは小さめが基本ですが、スマホやハンカチなど必要最低限の荷物が入るサイズを選ぶと便利です。
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髪飾りは振袖コーデを完成させる重要アイテム。髪色・振袖・帯の色に合わせて選ぶと統一感が出て、写真でもバランスよく見えます。ドライフラワー系、つまみ細工、金箔など、着こなしのテイストに合わせると、トレンド感のあるスタイルに仕上がります。
ショールは防寒用としても使えますが、それ以上に写真写りの良さが魅力。特に白系のファーはどんな振袖にも合わせやすく、顔まわりを明るく見せてくれるため、成人式当日の人気No.1小物です。
振袖を美しく着こなすためには、着物本体だけでなく「着付け小物」が欠かせません。見た目にはあまり目立たない存在ですが、一つでも欠けると正しく着付けができず、着崩れの原因になることもあります。特にママ振袖を利用する場合は、小物が揃っていないケースが多いため、事前のチェックが非常に重要です。ここでは、着付け小物の役割を一つずつわかりやすく解説します。
肌襦袢と裾除けは、いわゆる“和装の下着”にあたるアイテム。直接肌に触れ、汗や皮脂を吸収することで着物を汚れから守ります。また、汗で蒸れにくく、着付け時の貼り付きやもたつきを防いで美しいシルエットを作ってくれるのも大切な役割です。
洋服用インナーで代用してしまうと、素材によっては蒸れやすく、逆に着崩れの原因になることがあります。快適さと仕上がりの美しさのためにも、和装専用のインナーを使用するのがベストです。
長襦袢は振袖の内側に着る“下地”であり、半衿をつける土台となるもの。着姿の美しさを左右する非常に重要なアイテムです。サイズが合っていないと、裾がはみ出したりシワが寄ったりして、せっかくの振袖姿が崩れて見えてしまいます。
特にママ振袖の場合、体型が違うと長襦袢の丈・裄が合わないことが多いため、必ず事前にサイズ確認を。半衿の付け替えが必要な場合は、余裕を持って準備しておくと安心です。
成人式や式典では、白足袋を履くのが基本。足元がきちんと整うことで、振袖全体の格式も高まります。
腰紐は振袖や長襦袢を固定するために欠かせないアイテムで、基本的に4〜5本使用します。特に振袖は生地が重いため、腰紐の本数や締め具合で着崩れしやすさが大きく変わります。
また伊達締めは、帯の下の凹凸を抑えて綺麗なシルエットを作るために使用するもの。体のラインを整えることで、帯が美しく決まる“縁の下の力持ち”のような存在です。
帯の形を保つために欠かせないのが、前板・後板・帯枕です。前板は帯の表面のシワを防ぎ、後板は背面の凹凸を整えて帯をピシッと見せてくれます。帯枕は華やかな帯結びを作るための土台となる小物で、これがないと振袖らしい立体的な帯結びは完成しません。
特に成人式の帯結びはボリュームのある華やかなスタイルが定番のため、これらの小物がしっかり揃っているかは必ず確認しておきたいポイントです。
振袖に必要な小物は種類が多く、すべてを一から揃えるとなると時間も費用もかかります。そのため、どのように準備するかを事前に決めておくことがとても大切です。振袖小物の準備方法は大きく3つに分かれ、目的や予算、手元にある振袖の有無によって最適な方法が異なります。状況に合わせて選べば、無駄なく効率よく準備ができ、当日の着付けも安心です。
【このモデルが着用している成人式の振袖を見る】
もっとも手軽で費用を抑えられるのが、フルセットレンタル。振袖・帯・小物・着付けに必要な道具まで一式揃っているため、「何が足りない?」と迷う心配がありません。初めて成人式を迎える方や、小物の知識があまりない方にとくにおすすめです。色合わせやコーディネートもプロに任せられるため、統一感のある美しい振袖姿が叶います。
【京都さがの館でレンタルできるこちらの成人式の振袖を見る】
ママ振袖や姉振袖を着る場合は、手元にある小物をチェックし、不足しているものだけを追加する方法が最適です。特に帯揚げ・帯締め・重ね衿などのコーディネート小物は、時代によってデザインの傾向が大きく変わるため、買い替えるだけで一気に今風のコーデにアップデートできます。また、腰紐や伊達締めなど着付け小物は紛失しやすいため、数が揃っているか事前に確認を。必要な分だけ追加すれば無駄なく揃えられます。
「自分の道具を揃えたい」「今後も和装の機会がある」という方には、すべて購入する方法もあります。自分の体型に合わせて小物を選べるため、着心地の良さや美しい仕上がりにこだわりたい方に向いています。ただし購入する小物は多く、費用もかかりやすい点には注意が必要。優先順位をつけて揃えたり、まずは必要な小物から購入していくと負担を抑えられます。
振袖の準備では「小物」に関する不安や疑問がとても多く寄せられます。特に初めての成人式準備や、ママ振袖を活用する方の場合、「何を揃えるべき?」「これで足りている?」と迷うことも多いはず。ここでは、実際に質問の多い項目をまとめ、わかりやすく回答していきます。
帯締め・帯揚げ・重ね衿・半衿・バッグ・草履といったコーディネート小物は、振袖をレンタルしない場合でも小物単体で借りられる店舗が多くあります。
特にママ振袖を現代風にアレンジしたい方や、一部だけ買い替えたい場合に便利なサービスです。小物だけでも、色の選び方次第で印象を大きく変えられるため、「全体を買い換えるほどではないけれど、いまっぽくしたい」という方におすすめです。
振袖レンタル・購入を取り扱う明治33年創業の京都さがの館でも、ママ振袖をご検討中の方に向けて小物だけのレンタルを行っております。
【成人式振袖レンタル・購入の京都さがの館の来店予約はこちら】
これらは時代ごとにデザインや色の傾向が変わりやすく、古いままだと全体が少し古めかしい印象になってしまうことも。新しいものに替えるだけで、ママ振袖でも一気に華やかで現代的なコーデに仕上がります。
また、着付け小物(腰紐・伊達締め・コーリンベルトなど)は紛失しやすく、不足しているケースが非常に多いので必ず事前に本数をチェックしてください。
帯枕・腰紐・伊達締め・前板・後板・足袋など、振袖の着付けに最低限必要なものを揃えた場合の金額になります。
もし「何が足りないかわからない」「全部揃っているか不安」という場合は、店舗によっては小物チェックつきのママ振袖プランもあります。必要なものをプロが確認してくれるため、買い忘れや当日のトラブルを防ぎたい方におすすめです。
特にママ振袖を使う場合、長年の保管中に紛失していたり、本数が足りなかったりするケースが非常に多いです。腰紐は振袖の土台を固定するために欠かせないアイテムのため、必ず事前に必要数を確認しておきましょう。
さがの館振袖では、振袖レンタル・購入、どちらを選んでも小物一式が無料セット。専任スタッフが振袖と帯、小物の色合わせまで丁寧にサポートし、理想のコーディネートに導きます。ママ振袖でも不足小物の確認や追加レンタルの相談が可能。前撮り撮影やヘアメイクプランも用意しており、成人式当日まで安心してお任せいただけます。
振袖小物は「コーデ小物」と「着付け小物」の2種類があり、どちらも欠かせないアイテムです。小物の選び方ひとつで振袖の印象は大きく変わり、当日の仕上がりにも差が出ます。
不安がある場合はプロに相談するのが安心。さがの館振袖では小物チェックやコーディネートの相談も可能ですので、ぜひ来店予約をご利用ください。
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京都さがの館で #振袖レンタル や #振袖購入 の予約・試着ができる店舗!試着・下見の方も沢山いらっしゃいます。ぜひお近くの店舗にお越しください。
橋本 晴美hashimoto harumi
株式会社京繊営業企画課 参事
《略歴》
日本和装教育協会の審査員資格(一級)や講師資格(師範)を取得し、和装の専門家として社員教育に携わっています。 西日本きもの着付コンテストでの入賞経験を持ち、長年にわたり和装教育の分野で活躍しています。
《資格》
● 日本和装教育協会 ・審査員資格(一級)・講師資格(師範)・きもの着装技能一級
●西日本きもの着付コンテスト大会・創作帯結び部門第三位
●長沼静きもの学院・研究科 修了・高等師範科 修了・指導者養成課程 修了
●日本組紐協会・組紐技能検定(中級)
SAGANOKAN KYOTO