はじめての成人式振袖レンタル!安心できる基礎知識
振袖の選び方
目次
「成人式にどんな振袖を着ようかな~♪」なんて振袖を選んでる瞬間って、洋服選びと同様楽しいですよね?しかも一生に一度しかないからこそ、「お洒落で可愛い振袖を着たい!!」と皆さんそう思いますよね?
成人式といえば、文字通り成人を迎えた方の大事な式典。各地方の取り決めに応じて成人式が執り行われます。
女性は振袖、男性は袴かスーツと正装に身を包み、大人の仲間入りを果たしたことを、国全体でお祝いする日本特有の式典ですから、衣裳選びも大変です。特に女性は振袖という和装スタイルになりますし、高価な衣装の為、洋服を選ぶのとは違った緊張感があるのではないでしょうか?
しかも今の振袖はデザインも豊富で、若い世代に向けたお洒落な振袖がどんどん出てきています。実際に、毎年多くの方が成人式を迎えられますが、振袖のデザインがひと昔前と比べてもお洒落で、コーディネートが楽しくなるデザインばかり。
そんな振袖を楽しくコーディネートしてもらうために、今回同じ色でも柄が違うだけで全く違った雰囲気を楽しめちゃう振袖の柄比較をしたいと思います!!和装ならではのコーディネートは必見です!!
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「レトロってよく聞くけどどんな柄の事?」そんな質問が多く寄せられます。
洋服なんかではよく耳にする言葉ではありますが、「着物でレトロって言われてもよくわからない。」なんてことありますよね?
レトロのそもそもの語源は、retrospectiveの略語で「懐古趣味」の事。古い伝統を重んじるというよりかは、「古きよきものを愛でる」といったサブカルチャー的な意味があります。
時代背景から行けば、大正末期から昭和の高度経済成長期にあたります。よく京都などでは、まるでタイムスリップしたかのような雰囲気が味わえるとレトロ喫茶が人気です。ヨーロピアンチックなインテリアの色調がお洒落で、独特の雰囲気が味わえます。
ファッションでいうと、水玉模様や、フラワープリントの生地、色合いがシックなものが特徴ではないでしょうか?ワンピースなんかでもフラワープリントのものをよく見かけますよね?
ちょっと個性的で、着こなすのに難しく感じるかもしれませんが、和装との相性は抜群で、振袖にもレトロ感が感じられるデザインが今注目を集めています。
レトロ柄とは対照的に、着物でよく耳にするのが「古典柄」古典柄とは、中国から日本に伝わったとされる縁起の良い柄の事です。
この古典柄は、歴史的な伝統に重んじるれっきとした取り決めのある柄なんです。振袖に使われている理由は、魔除けや、厄除けを意味し、無病息災を祈願する思いが込められているからなんです。
こちらはなじみ深い言葉ではないでしょうか?縁起の良い柄の代表として使われる吉祥文様には、「松竹梅」「鶴」「亀」「鳳凰」「宝尽くし」などの不老長寿の意味合いをもつ柄として使われています。
振袖に限らず着物は、「冠婚葬祭」などの行事に特別な意味をもって出席するために着る日本伝統の衣裳になります。縁起の良い柄を使用しているのも、日本の伝統を重んじるからではないでしょうか?
有職文様とは平安時代に、宮中内での儀式や行事に携わっていた役職の方が身に着けていた着物の柄になります。中国から伝わり、日本文化に定着したといわれその美しく上品な柄は着物にピッタリ。代表的な柄として、「唐草文」「七宝」「花菱」が有名。
時代とともにみやびさが増し、今の「有職文様」が生まれました。そのほかにも、古典柄として使われている柄には「短冊」「扇」「鼓」などがあり、どれも縁起の良い柄として、振袖に使われています。
特別な時にきる日本の民族衣装でもある着物。柄の意味を知ると、更に振袖選びも楽しくなってきますね。
右→赤地竹に菊梅[FFR952]
振袖といえば「赤色!!」といわれるくらい定番ですよね?左の「赤地バラにカラー」は、人気の高いバラ柄をふんだんに使用することで、豪華さがupした振袖。ちょっと暗めの色合いで全体をまとめることで、レトロの哀愁漂うような雰囲気が◎。振袖に施されている黒のラインが、強い女性を印象付けます。
右側の着物は、古典柄の赤い振袖の中でも京都さがの館一押しの「赤地竹に菊梅」。人目を引き付ける鮮やかな赤色に、古典柄の代表でもある吉祥文様が使用された振袖は成人の日にピッタリの一着です。
左→黒地に紅白ぼたん菊[FS1083]
右→黒地 総絞り[FFR603]
赤い振袖とはまた違ったしなやかなで上品な強さを感じられる「黒の振袖。」引き締まった印象を与え、大人の魅力が演出できると人気も高いです。
レトロモダンなデザインが人気の「黒地に紅白ぼたん菊」は、白や黄色、赤など華やかな色使いで華やかな装いに。
右側の「黒地 総絞り」は着物の中でも高級といわれるほどの一品。振袖の中でも、総絞りを取り扱う店舗は少なく貴重といわれています。シンプルなデザインをより引き立たせている黒の総絞り、一度試してみてはいかがでしょうか?
左→グリーン地松竹梅[FFR970]
右→グリーン菊に松桜[FFR895]
左側の黄緑が優しい印象の「グリーン地松竹梅」は、人気の古典柄である梅の花を丸く描きレトロで現代的な印象に。優しく女性らしい温かみのある印象を与えます。
右側の「グリーン菊に松桜」は古典柄にふさわしい重厚感漂う振袖。上品で、しっかりとした色合いが知的な印象を与えます。緑色には癒しの効果があり、温かみのある女性ならではの雰囲気にピッタリ。
レトロのPOPな雰囲気か、古典柄の重厚感か、あなたはどちらを選びますか?
左→白地赤菱に牡丹[FFR975]
右→白地雲取に梅手まり[FFR973]
純白のウエディングドレスといえば「白」。穢れを知らない、まだ幼心を残したあどけない雰囲気にピッタリの「白い振袖」
華やかで女性らしさが際立つ「白地赤菱の牡丹」は、大輪のごとく咲き誇る牡丹の様子を大胆に描いた作品。色とりどりの牡丹の花が、女性の輝きを引き立たせている振袖です。
「白地雲取に梅手まり」は、裾部分がピンクになった可愛らしいデザインの振袖。可愛らしい雰囲気で成人式を迎えられたいお嬢様におすすめのレンタル振袖です。
左→白黒蝶に洋花[FFR265]
右→ピンククリーム牡丹手まり[FFR961]
ピンクといえば、桜をイメージする方も多いのではないでしょうか?どこか心温まる優しい雰囲気を醸し出すピンクには、女性らしい差を前面に出し、日本ならではの奥ゆかしさを表すにピッタリな色。
右側の「白黒蝶に洋花」はクールに着こなすこともできるピンクの振袖。黒系統の帯を合わせてレンタルすると大人っぽく仕上がります。可愛らしい雰囲気が多いピンクの振袖ですが、少し大人っぽい雰囲気も出したいとお考えならおすすめです。
左側の「ピンククリーム牡丹手まり」はあどけない少女のような雰囲気にピッタリ。同系色で描かれている花々は、お花畑をイメージ。春の訪れを思わせるデザインの振袖です。
さあここまで振袖を色と柄で比較をしてきました。お好みの振袖は見つかったでしょうか?
振袖が決まったら、次に大切なのは小物選び。こちらも、レトロな雰囲気に合った小物と、古典柄にあった小物の合わせ方をご紹介していきたいと思います。参考にしてみてくださいね。
振袖に帽子!?とびっくりされそうですね。以外にも、振袖のコーディネートに帽子って合うんです。もちろん、むやみやたらに合わせていいわけではありません。
画像を見ながらポイントを押さえていきましょう!!
レトロ感満載の黄色の振袖にはカラフルな文様を大胆にあしらっています。
ここで、小物のアクセントがポイント。ベレー帽をかぶると、より昭和な雰囲気が演出できませんか?大胆で派手な印象の色合いを、小物一式黒で統一することで、まとまり間のあるコーディネートに。
人と被りたくない!!という方にうおすすめのレトロコーデです。
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振袖の色に近い大きな花が印象的な「花飾り」。着物の華やかさにピッタリのアレンジフラワー。
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こちらの画像に使用されている花飾りは造花ですが、生花をアレンジして使うことも可能。※生花を使用する際は、花粉を取り除いてからご使用することをお勧めいたします。
季節の花を髪飾りに使うことで、より一層古典柄の上品な模様が引き立ちます。花飾りを選ぶ際には、着物の色が入っているものを選ぶとコーディネートしやすく、2色以上を合わせるのであれば、メインの色味とのバランスを見ながら選んでみてくださいね。
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いかかでしたか?同じ色でも、レトロな雰囲気と、王道の古典柄では雰囲気がまるで違ってきます。もし、振袖選びに迷ったら、色と柄のこの2つのポイントを押さえておくとより楽しくコーディネートができると思います。
また、ここでご紹介した振袖はほんの一部です。京都さがの館では、1000着以上もの振袖を取り扱っています。色で選ぶもよし、柄で選ぶもよし、さがの館がおすすめするコーディネートから選ぶもよし、
あなたにピッタリの素敵な振袖をご用意してお待ちしております。是非気軽に店舗に足を運んでくださいね。
【振袖レンタル・購入ができる京都さがの館の店舗一覧】
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京都さがの館で #振袖レンタル や #振袖購入 の予約・試着ができる店舗!試着・下見の方も沢山いらっしゃいます。ぜひお近くの店舗にお越しください。
橋本 晴美hashimoto harumi
株式会社京繊営業企画課 参事
《略歴》
日本和装教育協会の審査員資格(一級)や講師資格(師範)を取得し、和装の専門家として社員教育に携わっています。 西日本きもの着付コンテストでの入賞経験を持ち、長年にわたり和装教育の分野で活躍しています。
《資格》
● 日本和装教育協会 ・審査員資格(一級)・講師資格(師範)・きもの着装技能一級
●西日本きもの着付コンテスト大会・創作帯結び部門第三位
●長沼静きもの学院・研究科 修了・高等師範科 修了・指導者養成課程 修了
●日本組紐協会・組紐技能検定(中級)
SAGANOKAN KYOTO