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振袖にまつわるステキな恋の話、柄の意味

目次

高校の卒業式を終えると、次のイベントは「成人式!」となります。
私たちは当たり前のように成人式といえば振袖という考えのもと、振袖選びをはじめます。
どうして私たちは振袖を着るのでしょう?
ここでは美しい日本の文化を知るため、「振袖」の由来から美意識にまつわる話まで、まとめさせていただきました。

成人式に向けてこれから振袖をレンタルしようという方も。
すでに振袖を準備していて、あとは成人式を待つばかりという方も。
振袖の重みや美しさに触れて、知っていきましょう。

成人式で定番の振袖、どうして「振袖」というの?

万葉集で知られる額田王(ぬかたのおおきみ)の歌に「袖を振る」という一文があります。
袖を振るとは、艶やかな求愛の表現を表します。
恋心を抱いている女性たちは、その美しいたもとを揺らし、アピールするのです。
振袖は、恋する乙女のための衣裳。
そういわれているのは、額田王の歌からも窺い知ることができます。

「あかねさす 紫野行き 標野行き
 野守は見ずや 君が袖振る」

紫草の野を行き、標野を行きながら、私(額田王)に袖を振るあなた(大海人)の姿を、野守に見られてしまうかもしれません。

この歌は天智天皇の妻である額田王が、天智天皇の弟である大海人(おおあま・のちの天武天皇)に向けて歌ったとされるものです。
実の兄を夫に持つ女性に向けて、恋心を抱いてしまった大海人。
アプローチしてくるその姿が誰かに見つかりはしないか、額田王がハラハラしている気持ちを歌ったものです。

天皇である兄の妻に思いを寄せる弟とは、なんとも大胆に思いますが、実はもともと、額田王と大海人皇子は夫婦だったのです。
さらに二人の間には十一皇女(とおちのひめみこ)という子供もいました。
つまりこの家庭背景。
弟の妻である額田王を、兄である天智天皇が自分の妻にしたわけですから、横恋慕をしたのは天智天皇ということになります。

横恋慕の果てに……振袖とは恋する心の象徴です

また、先ほどの額田王の歌に対して、大海人はこのような歌で応えています。

「紫の にほえる妹を 憎くあらば
 人妻ゆゑに 我恋ひめやも」紫草のように美しい君(額田王)を憎く思うなら、人妻と知りつつ恋をするだろうか。

紫というのは、当時最も気高い色で、その色に例えられた額田王は、さぞかし美しい女性であったことでしょう。

ひらひらと美しいたもとを揺らし、恋心を伝えるとは、ウインクや投げキッスよりずっと情趣溢れる美しい仕草ですよね。
袖を振ることから「振袖」といわれるようになり、今や未婚の女性が振袖を着るのは、その名残りとなりました。

揺れるたもとは、恋する心の象徴です。
これまで過ごしてきた人生の中で、もっとも美しい二十歳のこのときに、袖をひらひらとさせ、素敵な恋を探しに行きましょう。

振袖は、良縁に恵まれるってホント?

振袖は長い袖を振る動作から由来しています。
恋心のアピールに用いられる他、古くから、神に仕える女性は長い袖を振ることで、神を呼び寄せたり、厄を払ったりしていると考えられてきており、これを「魂振(たまふり)」といいます。
柏手を打ったり、巫女さんの舞も魂振のひとつです。

袖を振る動作には、厄払いや神のご加護と安寧を願う意味があり、若い女性たちが良縁を願って振袖を着ることは、あながち間違ってはいないのです。
それどころか、良縁を願う女性たちの思いを叶えるために、袖の長さがどんどん長くなったとも言われているほど。
年頃の女性が晴れの日に華やかな振袖を着用し、自分をアピールする姿は、今も昔も変わりません。
やがて良縁に恵まれ、袖を振る必要がなくなったので袖を切り、既婚の女性は訪問着として着るようになったのです。

袖にまつわる恋の言葉、言われてみればハッとします。

袖を振ることが求愛の表現とされてきた中で、思いを寄せる男性に袖を振り、袖を振り返してもらえれば、恋愛成就。
「振った」「振られた」の語源もここからきていると言われています。
その他にも「袖にする」「袖を引く」「袖にすがる」など、男女の関係を意味する言葉には袖が大きく関わっていることがわかります。

振袖は、良縁・ご加護・厄除けなど、幸せを願う女性たちの切なる想いが込められている着物なのです。
はじめてこのようにして、振袖の意味・いわれ・文化を知ると、振袖への意識も変わりますよね。
周りの方々に感謝の気持ちを持って、振袖を着用することが、きっとよいご縁に繋がることでしょう。

振袖の柄には、日本の美意識が詰まっている!

日本の着物には、自然の花鳥風月や山川草木、扇子や調度品、さらには物語などの文様が取り込まれています。
着物自体がそのまま一枚の絵画になっているかのように、着用して楽しむだけでなく、見る人の目までも楽しませてくれます。
それほど柄の豊富なきものですから、自分に似合わないと最初から決めつけるのではなく、あなた好みで、あなたらしさが表現できる柄をじっくり探してみましょう。
自分に一番しっくりくるきものを選ぶには、目を肥やすことが大切です。
つまり、たくさんのきものに触れて、見て、実際に試着してみることが大切なのです。

振袖の文様には、どんな意味があるのか?

華やかな意匠が魅力的な振袖ですが、柄や文様にはそれぞれちゃんとした意味があります。
振袖の定番の柄で、おめでたい柄とされているのが「吉祥文様」や「有織文様」です。

吉祥文様(きっしょうもんよう)とは?

おめでたいしるしという意味。
お祝いの席で好まれる縁起の良い模様。
松竹梅・宝尽し・鶴亀・鳳凰などが含まれる。

有織文様(ゆうそくもんよう)とは?

平安時代以来、公家の服装や調度品、車などの装飾に用いられた独自の様式を持つ文様。
円・曲線・六角形など図形を中心に構成されている。
立桶・亀甲・七宝などのほかに、菱形・丸文・唐草文などがある。

花鳥・さくら・洋花・熨斗……etc、縁起のいい文様を知ろう

ここでご紹介させていただくのは、振袖に描かれる文様の中でもほんの一部。

  • 花鳥
  • さくら
  • 洋花
  • 孔雀
  • 御所車
  • 宮殿
  • 熨斗
  • 扇面
  • 貝桶け


花鳥をモチーフにした文様は、女性らしく華やかな印象で、伝統的な古典柄とモダンにデザインされたものとに分けられます。
その中でも「辻が花」の文様は、安土桃山時代に流行した絞りの技術に、刺繍や箔、手描友禅の技が映える代表的な文様です。

日本の象徴でもある「さくら」は、そのかわいらしい花びらの形から、振袖だけでなく、きもの文様として、日本人が最も好み模様のひとつです。
さくらの「さ」は稲の神を表し、「くら」はその神が宿る神座と考えられ、実りある豊かさを願う意匠といわれています。

洋花はモダンなデザインのものから、ロマンティックな雰囲気のものまで幅広く用いられます。
バラやカサブランカは、特に人気の高い模様です。

蝶・孔雀・鶴などは吉兆の象徴とされ、富と繁栄を願う高貴な模様です。

古来より伝わる古典柄も縁起がいいモチーフとして用いられ、その中でも「御所解(ごしょとき)」は平安時代の宮中公家をテーマに、御所車や宮殿を描いたものです。

「熨斗」は吉祥文様の一つで、振袖によく描かれている束ね熨斗は、大胆で躍動的なデザインが特徴です。

鼓や扇面、貝桶けなど日本の伝統文様は、デザインの美しさはもちろんのこと、着る人の願いを表現しています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回は、これから成人式のために振袖を選ばれる方はもちろん、すでに振袖を選び終え、成人式を楽しみにしていらっしゃる方に向けてのご紹介でした。

あなたが気になる振袖、選び終えた振袖にはどんな文様があしらわれていますか?
その衣裳が持つ「意味」も考えながら、振袖を選んでみると、着用したときにより一層感動が生まれることでしょう。

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SAGANOKAN KYOTO