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成人式も安心!振袖を着たときの立ち居振る舞い

振袖を着ての立ち居振る舞いや所作がわからない!
お手洗いに行くときは?
食事をするときは?
座るとき、車に乗るとき、階段を上るときなど、様々なシーンでの所作は大丈夫ですか?

華やかな振袖に、きれいにセットされたヘアスタイル。
成人式の準備はバッチリと思いきや、ちょっと待った!
せっかく振袖でバッチリ決めたとしても、がさつな動作で着崩れしてしまったらもったいないですよね。
やはり大和撫子たるもの、美しい立ち居振る舞いを身につけましょう。

足元から準備しよう!痛くならない草履の履き方とは?

普段のハイヒールやパンプスでもそうですが、おろしたての靴というのはどうしても最初の履きはじめはどうしても痛くなってしまうもの。
それが普段履きなれない草履となれば、なおさらです。
成人式当日の会場でも、草履が痛くて歩きづらそうにしている女の子たちをたくさん見かけます。

どうして草履って痛くなってしまうのでしょう?
その要因は大きく分けて2つ。

  • 鼻緒
  • 歩き方

成人式当日に履く草履について、事前にできることを知ろう

草履で歩く際に痛くならないようにするためには、慣れることが大事です。
事前に手元に草履があるのなら、部屋の中でも構いません。
家の中で草履で歩く練習をするのがいいでしょう。

また、痛くなる人の特徴として、多くの場合、草履を深く履きすぎていることが挙げられます。
鼻緒にしっかり足の指の間がくっつくまで深く履いてしまうと、指の間が擦れて、痛くてたまらない!という状態に。

そうならないためにも、あなたが事前にできることは2つ。
鼻緒の調整と、歩く練習です。

長時間歩いても痛くない!足に合わせて鼻緒を調整する方法

鼻緒の調整といっても、特別な道具は必要ありません。
必要なのは指の力だけ。
まず草履を用意し、鼻緒を持ちます。
その鼻緒全体をほんの少しばかり伸ばすように、前から後ろに引っ張って広げること。
足の甲を差し込むところも余裕を持てるよう広げ、指の間が触れる部分も慣らしておきましょう。
ただ、注意したいのは、あまりにも引っ張りすぎないこと。
ものによっては鼻緒の引っ張りすぎで痛めてしまったり、壊れてしまうこともあるので、力加減ややりすぎには十分な注意が必要です。

家の中でできる草履での歩行練習

鼻緒をいくら引っ張って広げたとしても、履き慣れていない状態では、歩き方次第で痛みを伴うことがあります。
そうならないために、事前に歩く練習をしましょう。

草履を置いて、足を入れます。
このとき、しっかりと指の間まで草履に入れすぎないように気を付けます。
差し込みすぎると、足の甲や側面、指の間が鼻緒に擦れてしまい、我慢できない痛みになってしまいます。
ですから、きっちりと履きすぎないよう、重心を調整して、かかとを少し出すようにして履きます。
たったそれだけのことでも、歩くときの足への負担は変わるのです。

あとは練習あるのみ。
慣れてしまうと草履も履きやすいもので、歩き方さえマスターしてしまえば、成人式当日は一日中楽しく過ごすことができます。

歩くときは裾割りをして、歩きやすい状態にしておきましょう

着物は足が開きにくく、どうしても歩きにくくなってしまいます。
そんなときにしておくことが、「裾割り」です。
足を肩幅以上に開いて、スクワットをするように腰を落とし、膝を曲げるだけでOK。
着付けしたばかりの振袖は裾が開きにくく、小走りのような歩き方になりがち。
それでは歩行が大変で、一日中窮屈な思いをしてしまいます。

そうならないように、少し恥ずかしい格好かもしれませんが、着付けが終わったあとすぐに、裾割りをしておくと安心です。
歩幅が確保でき、歩き姿も美しくなります。

階段を上るときの所作は、たもとと裾の扱いがポイント

振袖を着ていると、階段を上るのも気を使います。
裾を踏んで転ばないように注意するのはもちろんですが、足元にばかり気を取られていると、今度はたもとが地面についてしまったりすることも。
着物を着ていると、いつ何どきも気が抜けません。
転ぶと危険な階段では、特に気をつけましょう。

左手で、たもとを身体の前にまとめます。
右手は、裾の上前を軽く持ち上げましょう。
足は内股で、階段に対して身体を斜めにするイメージで上ります。
片足ずつ出して、一段ずつ上ってももちろん構いません。
怪我にだけは十分気をつけましょう。

椅子に座るときも、上品さを演出する方法

慣れない振袖、腰を下ろしてホッと一息吐きたいところでしょうが、まだまだ気は抜けません。
帯が潰れるのを心配して椅子に浅く座ると、なんだか落ち着かない印象を相手に与えてしまうことにも。
振袖を着たときのベストポジションは、帯が背もたれに触れないギリギリにまで座ること。
たもとは床につかないように、膝の上で重ねて揃えると◎。

このとき、猫背になってしまうと、胸元やお腹が苦しくなってしまいますので、背筋をまっすぐ伸ばします。
そうすると胸元も苦しくなく、さらにきれいな印象を与えます。

また、振袖の膝の部分にはメインになる柄があることが多く、箔や刺繍の加工があれば、なおさら大切に扱いたいものです。
手の脂や汚れがついてしまわないように、白いハンカチを置いておくと安心です。

しかし、これは写真撮影の際は別。
座ったまま写真を撮る際は、膝の柄の部分が隠れないようにすると、写真映えすること間違いなしです。

特に気を付けたい!お化粧室でのマナー

振袖を着てお化粧室に行く際には、できるだけ洋式を選ぶといいでしょう。
まずはじめにたもとを帯締め部分にしっかりと挟みます。
裾は一番上の振袖、長襦袢、肌着の順番にめくりあげ、洗濯バサミなどで帯に留めておくと落ちてくる心配もありません。

終われば、今度は肌着、長襦袢、振袖と逆の順番で戻します。
このとき、下着が和装用のものか、上げ下げのしやすい普段穿きなれたものであれば、楽です。

最後に、お化粧室を出るときには、全身の着崩れがないかのチェックをお忘れなく。

意外と忘れがち!車の乗り降りをスムーズにする方法

振袖を着たときで、忘れがちなシチュエーションが車の乗り降りです。
美容院での着付が終わって一旦家に帰るとき。
成人式の行われる会場に向かうとき。
式典が終わり、成人式の会場から家に帰るとき。
成人式当日の移動は、もっぱら車に頼りがちです。

このとき、乗り降りの仕方ががさつでは、せっかくの振袖姿が着崩れてしまうこともありえます。

車に乗る際は、階段の上り下りと同様、左手でたもとを押さえ、右手で裾の上前を持ちます。
車の天井に注意をしつつ、ゆっくり慎重に、お尻からシートに浅く腰掛けます。
頭を上げて、お尻と頭が車の中に入ったら、両足を揃えてお尻を軸にして身体をくるっと中へ。

ポイントは次の3つ。

  • お尻から入ること
  • 頭を入れるところまでは焦らずに
  • 足を入れる際は素早く!

降りるときは足をくるっと回し、外に出してから、頭に気を付けて降ります。
帯が潰れないように注意してください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
美しい立ち居振る舞いや所作を身につけることで、振袖姿もより美しくなるものです。

振袖姿で注意したいポイントは次の5つ

  • 歩くときは裾割りをして、歩きやすい状態にしておきましょう
  • 階段を上るときの所作は、たもとと裾の扱いがポイント
  • 椅子に座るときは背筋を伸ばし、帯が触れるギリギリのラインで腰掛ける
  • お化粧室では着崩れしないよう一枚ずつめくること
  • 車を乗るときはお尻から入り、足を揃えてくるっと中へ

たくさんの人が振袖を着ている中で、あの子だけなにかがちがう!と羨望の眼差しで見られるために、事前の準備と少しの知識で差をつけましょう。

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