はじめての成人式振袖レンタル!安心できる基礎知識
振袖の選び方
目次
近頃人気の「ママ振袖」とは、お母様の振袖のこと。
ご自身の成人式の時に振袖を購入されていたお母様は、お嬢様がご成人を迎える頃になると、ママ振袖にするのか、レンタルするのかで悩まれるはず。中には、「祖母の代から受け継がれてきた振袖を着せてあげたい。」というお声も。
しかし、持っている振袖は20年、30年前のもの。おばあ様などから代々受け継がれてきたものなら、さらに昔の振袖になります。思い入れが強いママ振袖をお嬢様に着て欲しい、着せてあげたい、という思いもございますが、やはり気になってくるのが流行のデザインや今どきの着こなし方。
ママ振袖とレンタル振袖、どちらが良いかお悩みのお母様やお嬢様に向けて、近頃ママ振袖が人気の理由や、ママ振袖を今どきに着こなすアレンジ方法をご紹介いたします。
ご存じでしたか?近頃の成人式ではレンタル振袖と同じぐらい、ママ振袖も選ばれているということ。その比率はなんと2:4:4!成人式の振袖を購入する方が2割、レンタルを選ぶ方が4割、ママ振袖を選ぶ方が4割なのです。
着物の中でもひと際高額な振袖は、購入となると40万円~何百万円、レンタルだと約20万円前後が相場です。一方で、
・クリーニング代・サイズのお直し代・小物レンタル・成人式当日のお着付代やヘアメイク代・前撮り撮影料金
これらを含めてママ振袖の相場は11万円~14万円!
また、今の世代のお嬢様方のお母様は50代前後の方が主。バブル期に購入した100万円以上の振袖をお持ちの方も多く、目を見張るような本物を安価に着ることができるのも人気の理由。
覚えておいででしょうか。2018年に起こった「はれのひ」事件。レンタル振袖を扱っていた会社「はれのひ」が、成人式当日になって連絡が付かなったのです。
以来、振袖レンタルに不安を抱いてしまったお嬢様やお母様、お父様。家に置いてあるママ振袖なら、安心して成人式を迎えられると人気があるんです。
でも京都さがの館なら、振袖をレンタルされたら一年前の前撮り撮影時にそのままお持ち帰りいただけるので、成人式当日までお手元に置いておくことができます。「安心」という面ではレンタルでもママ振袖でも京都さがの館ならどちらでも構いませんね。
振袖の流行は、基本的に古典柄。現代の感覚に合わせて、少しづつ変化をつけているのが主流です。
古典柄とは、日本特有のもの。単純な和柄ではなく、もっと昔の、それこそ江戸時代よりももっと前から続いている伝統的な模様のことを言います。
定番なのは、菊や桜といった和の花柄が添えられたもの。または吉祥文様と呼ばれるものでしょうか。おめでたいしるしとして描かれる鳳凰や扇、七宝などを指します。
「和の文化」「大和撫子」というイメージだとわかりやすいかもしれません。
逆に、古典柄と対になっているのがモダン柄です。近代的なモダン柄は、たとえば花ならユリやバラが多く、蝶ならアゲハ蝶やカラフルで派手なシルエットが特徴的です。
簡単に説明すると、古典柄は着物にぴったりな和の柄で、モダン柄はワンピースにしてもかわいくオシャレな柄となります。もちろん、モダン柄の着物だってオシャレでかわいいですし、古典柄のワンピースもレトロ感があってかわいいです。ただやはり振袖を選ぶ上で、古典柄が人気になってきている理由は「着物ならではの模様」が好まれているから。
より伝統的な色合いや風合いを求めて、現代に合わせた真新しい古典柄ではなく、30年、40年前のママ振袖を選ぶお嬢様が増えているのです。
振袖の柄の話を聞くと、「だったら振袖の色にも流行はあるの?」って不安に思ってしまいますよね。振袖自体の色味とは、地色のこと。着物の無地部分の色のことを指し、人気の色は今も昔も「赤・エンジ系」がトップにきます。見た目から目を惹く色ですし、なによりも昔は「赤=魔除けの縁起のいい色」とされていました。また、日本人の色白な肌を美しく見せる色であることからも、成人式の振袖は赤色が好まれています。
ピンクなどの派手めの地色よりも、赤系のものが好まれるようになったのは、それが古典柄にとてもよく合うから。
つまり現代の若い女の子たちが振袖を選ぶベースは、「着物の地色が赤色だから」ではなく、「古典柄かどうか」がポイントなのです。
今も昔も振袖の地色に違いはさほどありません。試着をしてみて、顔立ちや肌の色、雰囲気などから、あなたにぴったりかどうか。それ次第で地色は自由にお選びいただければと思います。
もう何十年も前の振袖となると、今どきの若い女の子の中で、ママ振袖を着たお嬢様が浮いてしまわないか気になりますよね。
そこでカギになってくるのが、今どきの小物類を合わせることです!振袖の着付の仕方は今と昔とで大差はありませんし、使う小物類の内容も特別変わっているわけではありません。であるなら、使うものそのものを新調してみることが一番です。
実はこの方法が今一番人気のスタイルです。お母様の振袖を着用し、帯だけはお嬢様のお好み合わせたものをレンタルする。
成人式の思い入れが強いのは、正直なところ、お嬢様よりお母様です。二十歳という節目の年に、今まで育て、見守ってきた我が子の成人式を大切に思う気持ちは強いもの。
そんな中で、お嬢様にも一緒に成人式を楽しんでいただこうと思うと、なにか一つでもお嬢様の好みのものを選んでみるのはいかがでしょうか?思い入れのある振袖も、袋帯を新調するだけで、ぐっと雰囲気は今風の新鮮なものになります。
帯が変われば、それに合わせる帯締めや帯揚げのバランスも見てみましょう。お持ちのものと袋帯がぴったりで、バランスもいいというなら、そのままで。もしもレンタルする袋帯が、お持ちの帯締めや帯揚げと比べて、合わないというのなら、新調してみるのもおすすめです。
帯揚げは振袖や帯の色とのバランスが重要ですし、帯締めは帯や帯揚げの色とバランスを見る必要があります。
バッグと言えば、昔は和装バッグが主流。それもごく小さなもので、振袖にささやかな程度の小物という扱いでした。しかし今では振袖用のバッグも多様になってきており、きちんと手荷物が入る大きさが好まれています。
人気なのはエナメルバッグ。振袖に合わせるとなると、光沢のあるエナメルバッグはバランスが悪く思えますが、実際に合わせてみるとバッチリと決まります。むしろ古典柄の振袖に、光沢のある現代風のバッグを合わせることで、引き締まった印象になります。和装バッグで全体的に重たい雰囲気になるのを避けるなら、エナメルバッグがおすすめです。
さらに草履に関しても、バッグの雰囲気と合わせることで、一層バランスが整います。長くしまわれたままの草履は、保存の具合によっては新調した方がいい場合もあります。「【お手入れ】汚れ落としに用意するものは濡れ雑巾と〇〇?【草履編】」では草履の保存について書かせていただいておりますが、傷んでいたり、すり減ってしまっているとなると、修理にも出さなければなりません。
今どきのレンタル小物だとどんなものでも良いということではありません。世代を越えて着用するのなら、小物ぐらいは最新のものを合わせていきたいもの。だったら、小物は購入してしまわないで世代ごとに流行のものをレンタルする方がおすすめなのですが、小物類の品揃えが薄い振袖レンタル店だったり、写真スタジオだったりすると、満足のいく振袖コーディネートが出来なかったりします。実際、ママ振袖を選ばれて後悔されたお嬢様のほとんどが、小物類の品揃えの薄さから思うようにコーディネート出来なかったとおっしゃっています。
だからこそ、振袖の種類だけでなく合わせる小物類まで豊富に揃えている店舗を選ばなければなりません。ママ振袖利用者に人気の京都さがの館なら、幅広いカラーバリエーションの小物を取り揃えているので、現代に合った自分らしいスタイルを見つけることができるのです。もちろん、ママ振袖プランもございます。お得に自分らしいコーディネートを探したいのなら、京都さがの館がおすすめです。
「ママ振袖」とはお母様がかつて着用された振袖のこと。何十年も大切に置いておかれた振袖を着るのなら、成人式は絶好の機会。お母様やお嬢様、さらには将来お生まれになるお嬢様まで、代々同じ振袖を成人式に着用するのって、とっても素敵ですよね。
変わらない振袖の流行。より古典的で伝統的なデザインを求めて、ママ振袖を着られるお嬢様も珍しくはありません。購入やレンタルよりも安価で、なおかつ高級感のある本物の振袖を身に着けられる。家に振袖が置いてあるので、安心して成人式を迎えることができる。それらの理由から、ママ振袖はレンタル振袖と同じぐらい人気があります。
ただ、そのママ振袖をより一層今風にアレンジするのなら、次の3つの方法があります。
しかし、取り扱っている小物類には、店舗によって数や種類にバラツキがございます。ママ振袖を今風にアレンジするなら、京都さがの館がおすすめです。
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京都さがの館店舗一覧
京都さがの館で #振袖レンタル や #振袖購入 の予約・試着ができる店舗!試着・下見の方も沢山いらっしゃいます。ぜひお近くの店舗にお越しください。
橋本 晴美hashimoto harumi
株式会社京繊営業企画課 参事
《略歴》
日本和装教育協会の審査員資格(一級)や講師資格(師範)を取得し、和装の専門家として社員教育に携わっています。 西日本きもの着付コンテストでの入賞経験を持ち、長年にわたり和装教育の分野で活躍しています。
《資格》
● 日本和装教育協会 ・審査員資格(一級)・講師資格(師範)・きもの着装技能一級
●西日本きもの着付コンテスト大会・創作帯結び部門第三位
●長沼静きもの学院・研究科 修了・高等師範科 修了・指導者養成課程 修了
●日本組紐協会・組紐技能検定(中級)
SAGANOKAN KYOTO