卒業式袴レンタルのお役立ち情報
レンタル袴の選び方
目次
袴は日本の伝統衣装であり、一般的には卒業式や特別な行事で着用されることが多いですが、実は普段着としても楽しむことができます。本記事では、袴を普段着で楽しむための方法や、コーディネートのコツ、袴を普段着にするメリット、普段着に適した素材などを詳しくご紹介します。
袴は卒業式や特別な行事のための装いとして知られていますが、普段着として取り入れることにも大きな魅力があります。和装ならではのエレガントさを持ちながらも、普段の生活に溶け込みやすく、日常的に楽しむことができる点が袴の魅力の一つです。以下に、その具体的な魅力を詳しくご紹介します。
袴は一見、伝統的な和装であり、着物の一部のように見えますが、実際にはスカートに近い感覚で着用することができます。特に、足の自由度が高く、動きやすい点が魅力です。歩きやすいデザインであるため、普段着としても快適に過ごせます。長時間の外出やショッピングなど、日常生活においてもストレスを感じることなく履ける点が大きなメリットです。
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また、袴のシンプルなデザインは、現代のファッションにも馴染みやすく、さまざまなスタイルに合わせてコーディネートすることができます。
たとえば、無地や落ち着いた色合いの袴であれば、洋服との組み合わせもしやすく、スカートのように気軽に取り入れられます。これにより、和装特有のフォーマル感を抑え、カジュアルに着こなすことができるため、幅広い場面で活躍します。
袴を普段着として取り入れるもう一つの大きな魅力は、その着付けの手軽さです。成人式や特別な式典で着用される振袖と比べると、袴の着付けは非常に簡単です。振袖は一般的に着付けに1時間ほどかかることが多く、複雑な帯結びや丁寧な調整が必要です。
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しかし、袴の場合は、経験がある方であれば約30分ほどで着付けることができ、初めての方でも比較的短時間で着付けを完了できます。
和装のエレガントさを保ちながらも、日常的に着用しやすい点が、忙しい私たちにとって非常に大きな魅力となっています。
ただし、卒業式などフォーマル衣裳として着る場合は、プロに着付けをお願いすることで見栄えも変わり、長時間着用しても着崩れを防ぐこと出来ます。
普段着として使える袴は、素材の選択肢が豊富で、日常的な使いやすさを考慮した製品が多く販売されています。特に、軽くて動きやすい素材が主流となっており、着心地がよく、長時間の着用でも疲れにくいのが特徴です。ポリエステルや綿などの素材が使われているため、普段の洋服と同じように気軽に着用でき、扱いも簡単です。
また、これらの素材は洗濯もしやすく、特別なケアを必要としません。家庭の洗濯機で洗えるものが多く、頻繁に着てもすぐに清潔な状態を保つことができます。これにより、特別なイベントや行事だけでなく、普段の生活でも日常的に袴を取り入れることが可能になります。
さらに、袴はさまざまな価格帯で提供されており、特に普段着用の袴は比較的手頃な価格で購入することができます。高級な絹の袴もありますが、日常的に着る場合は、耐久性のある手軽な素材を選ぶことで、コストパフォーマンスも高く、気軽にファッションの一部として取り入れることができるのです。
あわせて読みたいコラム『袴の素材は何?正絹にこだわる必要は?卒業式で着る袴の生地』
袴を普段着として取り入れることで得られるメリットは、見た目や着心地の良さだけにとどまりません。ファッションにおける個性の表現や、姿勢改善、さらには日常生活での気持ちの切り替えなど、さまざまな利点があります。以下に、袴を普段着として着用する際の主なメリットを詳しくご紹介します。
まず、袴を普段着にすることで得られる最大のメリットの一つは、「他の人と差別化できる」という点です。和装は現在の日本において、特に日常生活で着用する機会が減ってきています。多くの人が洋服を中心としたファッションスタイルを取り入れる中で、袴を普段着として着ることは、周囲と一線を画す個性的なスタイルを確立することができます。
特に、現代のファッションにおいては、個性の表現が重要視されています。洋装が主流の社会で、あえて伝統的な袴を選ぶことで、人とは違ったスタイルをアピールすることができ、注目を集めるファッションアイテムとしても大いに活躍します。
例えば、街中で洋装が大半を占める中、和装を取り入れることで視線を引きつけることができ、自己表現の一環としても有効です。ファッションにこだわりを持つ人や、自分らしさを大切にしたい方には、袴を普段着として取り入れることが大きなメリットとなるでしょう。
あわせて読みたいコラム『袴を個性的に着こなす!コーディネート・袴選びのポイント』
次に、袴を履くことで得られる身体的なメリットとして、「背筋が自然に伸びる」という効果があります。洋服と比較して、袴は腰回りにしっかりとした生地が使われているため、着用すると体の重心が安定し、自然と背筋が伸びる感覚を得られます。このため、袴を着用すると、姿勢がよく見えるだけでなく、凛とした雰囲気を演出できるのです。
姿勢が良くなることで、相手に対しても良い印象を与えることができます。背筋が伸びることで全体的なシルエットが引き締まり、自信に満ちた立ち姿を見せることができるため、ビジネスシーンやフォーマルな場面でも好印象を残せるでしょう。普段から背中が丸くなりがちだったり、姿勢を気にしている人にとって、袴は自然と姿勢を正すアイテムとしても魅力的です。
また、袴を普段着に取り入れることで、ファッションの幅が広がります。和装は独自の美しさを持つ一方で、現代の洋服とも組み合わせができる柔軟なファッションアイテムです。たとえば、袴をスニーカーやブーツと合わせてカジュアルに着こなしたり、トップスにシンプルなセーターやシャツを合わせることで、和洋折衷のコーディネートが楽しめます。
和装というとフォーマルな印象が強いかもしれませんが、普段着の袴はデザインや素材に工夫が施されており、カジュアルなスタイルに合わせることが容易です。こうしたコーディネートの自由度が、ファッション好きの人々にとっては大きな魅力です。袴の伝統的なデザインを生かしつつ、洋服とのミックススタイルを楽しむことで、日常のファッションに新しい風を吹き込むことができるでしょう。
さらに、袴を普段着として取り入れることには、気持ちの切り替えやリフレッシュ効果も期待できます。普段と異なる装いをすることで、気分が変わり、リラックスできたり、気持ちが引き締まったりすることがあります。特に、仕事や日常生活の忙しさの中で、和装に着替えることで非日常感を楽しみ、リフレッシュすることができるのです。
また、袴を着ることで和の文化に触れることができ、日本の伝統に対する理解が深まることも魅力です。日常の中で和装を取り入れることで、自然と日本の文化や歴史に対する関心が高まり、生活に新しい視点を加えることができます。日常的に袴を着ることで、日々の生活にメリハリをつけ、ファッションを通して自己成長や文化理解を促進することができるでしょう。
袴を普段着に取り入れる際には、どのようにコーディネートするかが鍵となります。和装特有のフォーマルさを抑えつつ、現代のファッションに馴染むスタイルを作り出すためには、素材やアイテムの選び方、組み合わせ方が重要です。ここでは、普段着として取り入れやすい袴コーディネートのポイントをいくつかご紹介します。
まず、袴と相性が良い着物として「小紋」が挙げられます。小紋は、日常的に着用されるカジュアルな着物で、全体に小さな柄が散りばめられているのが特徴です。
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小紋はそのカジュアルさゆえに、単体で着用すると日常使いに適していますが、袴と合わせることで一気にフォーマル感がアップします。
そのため、小紋と袴のコーディネートは、特に卒業式などの場でも人気があります。小紋の持つ可愛らしさと袴の格式が融合し、式典でも映えるスタイルが完成するため、多くの人がこの組み合わせを選んでいます。
しかし、もちろん日常でも同様のコーディネートは楽しめます。普段着として小紋を袴と合わせることで、和装独特の美しさを気軽に取り入れられます。着物初心者にとっても、カジュアルな小紋なら取り入れやすく、日常のファッションに溶け込みやすいのが魅力です。
あわせて読みたいコラム『小紋はOK?卒業式の袴にふさわしい着物の選び方とは?』
次に、より現代的なアプローチとして、洋装アイテムを取り入れた「和洋MIXスタイル」が挙げられます。袴は伝統的な和装ですが、洋服との組み合わせによって、独自のスタイルを作り上げることができます。
たとえば、袴にブーツやスニーカーを合わせることで、カジュアルかつアクティブな印象を演出します。特に、ショートブーツやスニーカーは歩きやすさを重視したい場合に適しており、普段使いにぴったりです。
さらに、シャツやTシャツなどの洋装アイテムを取り入れることで、都会的でスタイリッシュな雰囲気を加えることができます。このように、和装に洋装をミックスすることで、伝統的な要素と現代的なエッセンスを組み合わせた個性的なスタイルが完成します。和装はどうしてもフォーマルな印象が強くなりがちですが、洋装アイテムを取り入れることで日常のカジュアルシーンにも適した装いになります。
普段着として袴を着用する際、適切なアイテムを合わせることで、コーディネートが一層おしゃれに仕上がります。以下に、普段着の袴にぴったりなアイテムをいくつかご紹介します。
袴とブーツの組み合わせは、特に人気の高いスタイルです。レースアップブーツやショートブーツを合わせると、和装のエレガンスにカジュアルさがプラスされ、モダンな印象を与えます。例えば、レースアップブーツは、伝統的な袴のシルエットと相性が良く、足元にしっかりとした存在感を持たせることができます。また、ショートブーツは軽快な雰囲気を演出し、普段の外出にも最適です。ブーツを履くことで、動きやすさも向上し、普段の生活で袴をより取り入れやすくなります。
ハットを取り入れることで、袴スタイルに個性を加えることができます。たとえば、フェルトハットや中折れ帽などを組み合わせると、和装にモダンな要素をプラスし、都会的な雰囲気を演出できます。ハットは、全体のコーディネートにアクセントを与え、カジュアルからフォーマルまで幅広いスタイルにアレンジできるのが魅力です。また、ハットの色やデザインを工夫すれば、季節感も取り入れることができます。
レースの手袋も、袴に合わせることで繊細で上品な印象を作り出すアイテムです。特に、白や黒などモノトーンのレース手袋を選べば、エレガントな雰囲気が加わり、フォーマルな場面やちょっとしたお出かけにも使えます。
レースの手袋は、手元に華やかさをプラスしつつ、全体のスタイルに統一感を持たせることができるため、特におすすめです。
袴を普段着として着用する際には、適切なお手入れと保管方法を守ることで、長く愛用することができます。和装ならではの注意点や、日常的に扱いやすい素材選びを理解しておくことで、袴の美しさと機能性を保ちながら日常生活に取り入れることが可能です。以下に、具体的な注意点とお手入れ方法をご紹介します。
まず、袴の素材によってお手入れ方法は異なるため、素材選びが重要です。普段着として使う袴には、特にポリエステル製のものが人気です。ポリエステル素材は軽くて動きやすく、手入れが簡単というメリットがあります。
ほとんどの場合、家庭用の洗濯機で気軽に洗うことができ、洗濯後の乾燥も早いのが特徴です。普段使いには非常に便利な素材であり、忙しい日常の中でも清潔さを保つことができます。
一方、シルクやウールで作られた袴は、より高級感があり、特別な場面やフォーマルなシーンに適していますが、その分お手入れに手間がかかります。これらの素材は洗濯機で洗うことができないため、専門のクリーニング店でのお手入れが必要です。シルクはデリケートで、汚れやシミがつきやすいため、着用後はすぐに汚れを確認し、必要であれば早めにクリーニングに出すことが推奨されます。また、ウールは湿気を吸いやすい素材であるため、湿度の高い場所での保管は避けるようにしましょう。
日常的に袴を着用する場合、ポリエステル素材のものが手入れが簡単で扱いやすいため、初心者には特におすすめです。さらに、ポリエステルは価格も比較的手ごろなため、日常的な使用に適しています。
袴を長持ちさせるためには、適切な保管方法も重要です。特に、しわになりやすい素材や湿気に弱い素材は、保管場所や方法に注意を払いましょう。まず、保管の際は、しわがつかないように吊るして保存することが基本です。ボトムス用のハンガーを使い、袴をしっかり吊るしておくことで、自然な形を保ちながら収納することができます。また、しわがつきやすい部分には、軽くスチームアイロンを当てると、綺麗な形を保つことができるでしょう。
次に、湿気対策も重要です。袴は湿気を吸収しやすい素材であるため、湿気の多い場所で保管すると、カビや臭いの原因になることがあります。
特にウールやシルク素材は湿気に弱いため、湿度の低い場所での保管が推奨されます。通気性の良い不織布のカバーや袋を使って保管することで、湿気やホコリから袴を守ることができます。ビニール製の袋は通気性が悪く、湿気がこもりやすいため、避けるようにしましょう。
また、定期的に保管場所を換気することも大切です。押し入れやクローゼットの中に袴を保管する場合でも、時折扉を開けて空気を入れ替え、湿気を逃すことで、カビや変色のリスクを減らせます。さらに、長期間保管する場合は、防湿剤や防虫剤を併用することも効果的です。ただし、防虫剤は直接袴に触れないように注意し、風通しの良い場所に置くようにしましょう。
袴は卒業式などの特別な日だけでなく、普段着としても楽しめるアイテムです。個性的なファッションスタイルを楽しみたい方には、ぜひ挑戦してみてください。
ただし、卒業式などフォーマルな場では、普段着とは異なるきちんとした正装で臨むことが大切です。厳かな式典に相応しい袴姿をプロの着付け師に着付けてもらってくださいね。
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橋本 晴美hashimoto harumi
株式会社京繊営業企画課 参事
《略歴》
日本和装教育協会の審査員資格(一級)や講師資格(師範)を取得し、和装の専門家として社員教育に携わっています。 西日本きもの着付コンテストでの入賞経験を持ち、長年にわたり和装教育の分野で活躍しています。
《資格》
● 日本和装教育協会 ・審査員資格(一級)・講師資格(師範)・きもの着装技能一級
●西日本きもの着付コンテスト大会・創作帯結び部門第三位
●長沼静きもの学院・研究科 修了・高等師範科 修了・指導者養成課程 修了
●日本組紐協会・組紐技能検定(中級)
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