卒業式袴レンタルのお役立ち情報
袴のデザイン・柄
目次
袴に描かれた牡丹柄は、花びらが何枚も重なったデザイン。葉がついていたり、ついていなかったり。二色だったり三色だったりと、袴によってデザインは違いますが、大きくふっくらした牡丹のシルエットは共通しています。
桜や梅といった小ぶりな柄の中で、ひときわ華やかなデザインなのが牡丹柄の袴です。
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牡丹の開花時期や見ごろの季節は4月~6月のこと。卒業式が2月下旬から3月であることを考えると、「季節を先取りするオシャレ」になる花模様です。
一方で寒牡丹という種類もあり、こちらは11月~1月にも花を楽しむことができます。9月や10月など秋に卒業式があるお嬢さまも違和感なく牡丹の袴を着ていただけます。
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」一度は聞いたことがあるでしょう。これは女性の美しさを表す有名な言葉です。
ただ、その意味までは、私もこの記事を書くまであまりよく知りませんでした。どうして芍薬にたとえられているのかも、牡丹が出てくるのかも、歩く姿と百合の花なんてまったく結びつきません。花にはてんで詳しくないので、こうして多くの袴に触れるまで、調べようとも思っていませんでした。
これらのたとえは、諸説あります。その中で「花の咲き方に由来している」というものがありました。
女性の美しさを表す言葉に使われる「牡丹」。他の花よりも特別な感じがします。中国では古来より、牡丹の花がどの花よりも優美で、豪華であることから「百花の王」と呼ばれているそうです。小さなつぼみから大輪の花を咲かせる牡丹は、百の花の中でもっとも豪華で、まさに百花の王だと。
そのことからも、牡丹には「豪華」「幸福」「富貴」という意味があります。
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百花の王、牡丹。袴に使われる牡丹には、豪華なデザインが多く見受けられます。これは小ぶりな桜や梅柄とは違うところ。牡丹一つで主役にもなれますし、他の花模様とともに牡丹が添えられることもあります。桜や菊、梅などと一緒に添えられていても、牡丹があるだけで袴が一層華やかになります。遠目に見ても、大きくふっくらと花開く牡丹は目に留まります。普段は着ることのない袴の華やかさを、牡丹が演出してくれるからです。
シルエットはこのように何枚もの花びらがふわりと重なりあっています。葉も一緒に描かれているもの、二色使い、三色使いと淡い色使いがされているものなど、華やかな牡丹が楽しめます。
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袴の柄としても描かれる牡丹は、百花の王と言われる程とても豪華で優美な花です。
袴に描かれる牡丹柄は、花模様で埋め尽くすというよりも、そっと添えるようなデザインが多い様子。他の花模様と一緒に重ねられていても華やかに見えます。もちろん大輪が一つ咲いている様子もまた豪華で美しく、目の保養となります。
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橋本 晴美hashimoto harumi
株式会社京繊営業企画課 参事
《略歴》
日本和装教育協会の審査員資格(一級)や講師資格(師範)を取得し、和装の専門家として社員教育に携わっています。 西日本きもの着付コンテストでの入賞経験を持ち、長年にわたり和装教育の分野で活躍しています。
《資格》
● 日本和装教育協会 ・審査員資格(一級)・講師資格(師範)・きもの着装技能一級
●西日本きもの着付コンテスト大会・創作帯結び部門第三位
●長沼静きもの学院・研究科 修了・高等師範科 修了・指導者養成課程 修了
●日本組紐協会・組紐技能検定(中級)
SAGANOKAN KYOTO